2016年下半期の転職市場を大手エージェント2社が発表した分を比較してみた。

2016年下半期の転職市場を大手エージェント2社が発表した分を比較してみた。

2016年下半期(7月~12月)の各エージェント会社から発表されている経理の転職市場予測をまとめてみました。

DODA(デューダ)の2016年下半期の経理転職市場予測

経理の職種の転職市場予測は、求人数は緩やかに上昇となっています。

企業側の10月以降の入社を想定した中途採用求人は、毎年7~9月に増加するので年内に内定をしたいのなら転職活動を進めていきましょう。

なぜ、経理の求人が毎年7~9月に増加するのかというと、決算報告書を作成が終わり一段落した時期だからです。日本の企業の多くは、3月末決算の会社が多いので、3月決算の会社は5月末までに決算報告書を作成しなくてはいけないからです。

2016年下半期(7月~12月)の転職市場における求人数の増減の見込みは、11分野のうち[緩やかに増加]が4分野、[横ばい]が7分野で、求人数の伸びは鈍化するものの全体では転職市場の活況が続きそうです。

出典:転職市場予測 2016下半期 |転職ならDODA(デューダ)

マイナビエージェントの2016下半期の経理転職市場予測

新卒の就職活動で有名なマイナビエージェントですが、中途採用も転職支援サービスも展開しています。マイナビエージェントの転職市場予測を見てみると、こちらも経理の求人は微増と発表しています。

経理の職種の採用意欲は、昨今の日本の経済状況を反映して全体的に微増の傾向です。好調な業界としては、IT業界、金融業界、不動産・建設業界は、比較的ニーズが高いと言えるでしょう。
IPO(新規株式公開)が2015年度に92社と6年連続で増加しており、経理・財務部門においてはIPOの経験者ニーズが増加しています。
同様に2015年度は、日本企業が海外企業に対して実施したM&Aが件数、金額ともに過去最高になったことで、連結決算や国際税務ができる人の採用ニーズも高くなっております。

出典:管理部門|転職市場レポート|転職お役立ち情報|求人・転職エージェントはマイナビエージェント

今後の経理転職における重要なキーワードについて

転職には、書類選考と面接があります。書類選考においては、履歴書や職務経歴書作成時の自己PRにどの単語をいれてアピールするかが重要になります。上記の転職エージェント2社、DODA(デューダ)・マイナビエージェントが2016年以降重要になってくる重要キーワードを挙げています。

DODA(デューダ)があげている経理転職における最重要キーワード

キーワードとして下記を挙げています。

  • 管理会計
  • IFRS(国際会計基準)
  • ビジネス視点

管理会計は企業内部の意思決定に必要な会計資料を作成し、意思決定者に有益な判断をさせる必要がある事です。経理は、企業の経済活動を全て数字で表し、客観的な数字の資料を作成できることに価値があります。管理会計で意思決定者が今後の企業の発展やリスクを把握し改善させる手立てを行うことができますので、転職においても管理会計の観点で自己PRができればプラスに働きます。

IFRS(国際会計基準)に関しては、日本の会計基準を国際会計基準に合わせることにより、海外の株主からの資金調達がしやすくなるというメリットがあります。海外に展開している企業で社内の経理システムの見直しの際、IFRSが検討されています。導入実績が少ないので経験がある人材や導入を検討したが中断したという経験者も評価の対象になります。IFRSの導入は今後ますます増えていくので、転職の際もIFRSに関する自分の意見を述べれるよう対策が必要です。

ビジネス視点とは、企業の利益に貢献するため、何を考え実行してきたかを経理の職種という視点で述べれることです。経理はあくまで、企業の過去経済活動を仕訳して数字としてまとめているにすぎません。その数字から自社企業のリスクやビジネスチャンスを他部署も巻き込んで行った経験があれば転職時に大きなアピール材料になります。

マイナビエージェントがあげている経理転職における最重要キーワード

キーワードとして挙げているのが下記になります。

  • IPO(新規株式公開)
  • M&A(事業売却)
  • 連結決算
  • 国際税務

これらキーワードを見てみると、大手企業が求める人材としては経理事務みたいな定型作業をする人材ではなく、事業推進規模拡大に貢献できるような人材を求めているのだと解釈できます。

IPOは、未上場企業が証券市場に、新規に株式を公開(上場)することをいいます。そもそも、IPOを経験している人が少ない事により、需要に対して供給が少ないのが現状です。よって、IPO経験者は転職市場においても高い評価で転職ができます。

M&A(事業売却)はカンタンに言うと、会社を他の企業に売り渡すことです。2015年度は、日本企業が海外企業に対して実施したM&Aが件数、金額ともに過去最高になったということで、M&A経験者の需要も高まっています。

連結決算は、親会社と子会社の財務諸表を一つにまとめることです。一つの会社の決算締めをできる人材は多くいますが、親子会社の財務諸表を一つにまとめれる人材は少ないです。決算処理に加えて連結決算処理は、子会社の事業内容に精通していないできません。連結決算処理は、日商簿記検定1級を勉強することで理論としては学習できます。

国際税務とは、国境を越えて取引を行う場合の国際間の税務問題をいいます。経験者としては主に、税理士試験科目合格者で税理士法人で経験した方多いと聞きます。こちらも需要に対して、供給が少ないのが現状です。

DODA(デューダ)・マイナビエージェントの2016下半期の経理転職市場予測まとめ

2016下半期の経理転職市場は求人は、どちらも微増です。

転職するかどうかは、今のあなたの環境や経験によって様々です。いますぐ転職エージェントに登録して転職するのもいいですし、来年の転職に備えて資格や上記のキーワードの勉強するのも良いでしょう。

 

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